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若者の活字離れは深刻だ。毎日、新聞を読んでいるものは? という問いに手が挙がるのは握り飯にごま塩ほどにも少ない。
また一方で、図書館で毎日、地方紙、全国紙、英字紙を読んでいる女子学生もいる。訊けば、これまでまるで新聞を読まなかったのが、たまたま図書館で新聞と出会い、いまや目を通さないと落ち着かなくなってしまったとか。
ネットと携帯メール全盛の世の中、新聞を購読しなくてもニュースを知ることはできるが、プロの取材と編集を経た新聞は読み応えがある。必要なのは活字と出会う場を目的意識的に用意することなのだと思う。
授業で私語を封じ込めることは至難である。注意しても数分もたてばざわめきが流れてくる。ただ、例外もある。
文化講座で、阪神大震災を追い続けているラジオのディレクターをお招きした。震災時、アパートに住んでいた神戸大学の学生が圧死した。録音テープには、故人はいま天国に住んでいますという牧師の言葉に対して、母親の「その天国の住所を教えていただけませんか」という哀惜極まりない声が収録されていた。教室は水を打ったごとく静まり返った。
心を( )こと。そのことに、大人も若者も変わることはない。
大学とはひとつの出会いの場なのだろう。何かと出会うことによってはじめて人に真に学ぶことを欲する。自分自身もそうだったなと、恥多き青春時代を追想したり。
いまや目を通さないと落ち着かなくなってしまったとはどういうことか。
A最近は落ち着いて新聞を読めるようになった
Bこのごろになってようやく新聞が読めるようになった
C今でも新聞を最初から最後まで読み通すのは苦痛である
D新聞を読むという習慣がしっかりと身につけた正確答案
答案與詳解
