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今のように国際化が進み企業が多国籍化していくと、経済もまた EU のように、国を越えて経済圏という形態をとるようになる。そうなると、たとえばギリシャのように、一国の経済破綻がヨーロッパ全体の経済に影響を与え、さらにそれが遠くアメリカや日本の経済にまで余波を及ばしてくる。グローバル化した経済は、もはや一国内の問題ではありません。世界全体の関係として成り立っているのである。 そこで、前世紀のように一国の経済破綻が戦争を引き起こすといったことのないようにするためには、国際協力が必要となり、富んでいる国が貧しい国を援助する「贈与」の思想が必要となる。人類が核兵器を持つに至った以上、それは避けられない。 一方で、国内において、国外からの経済危機の影響を最小限にとどめるためには、経済の基盤である実体経済を揺るぎないものにしなければならない。経済破綻が起きるのは、実体経済から遊離した金融経済の部分である。架空の取引が巨大に膨らんだ末に弾けて、被害を世界にまき散らすのである。その影響が実体経済に及ばないように、つまり私たちの実生活が被害を受けないようにしなければならない。 そのために、大事なのは、国家を越えた巨大な経済圏に対して、私たちが実際に生活している生活圏という発想である。生活圏の経済を安定したもの、より充実したものに育てていくこと。世界経済、国家経済が危機を迎えてもびくともしないぐらいのリスク管理を備えた生活圏を築くことである。
この文章で、筆者が最も言いたいことはどれか。
A世界の各大陸の経済圏をさらに拡大し、将来は全世界を一つの経済圏にするべきだ
B世界経済を安定させるために、金融経済を最小限にし、実体経済を拡大するべきだ
C国内の経済危機が外部に及ばないようにし、核戦争が起きるのを避けなければならい
D国際面では戦争防止のため「贈与」の思想が、国内では生活圏という発想が重要だ 請依下文回答第 5 題至第 7 題: よく日本人は「本音」と「建前」が違うので、わかりにくいと外国人から言われる。日本人の女性をお茶 に誘ったら、「また、今度…(誘ってください)」と言われ、次に誘ったら、いやな顔をされたというのは よく聞く話だ。はっきりダメだと言えないことが問題なのではなく、本音と反対の言葉を発することが問題 なのである。それが日本人の間では常識になっていて、相手にとっては「うそ」を言っていることになるこ と自覚していない。特に「イエス=はい」、「ノー=いいえ」をはっきり答える欧米人には理解しがたいこ とだろう。 「本音」に対して、「本心」という言葉がある。「本音」があくまでも「建前」と対になった言葉であり、 「『本音』を隠す」とか「とうとう『本音』を吐いた」とかマイナスのイメージを持つことが多いのに対し、 こちらは、「あえて厳しい態度をとった父の『本心』を子供は理解していた」などと、ある言動をとった人 の本当の気持ちという意味で、特別な意味はない。 つまり、「本音」には、本当のことを言えない、言ってはいけないという規制の意識があって、日本人の 心を屈折させていると言える。ここが外国人にはわかりにくいのである。が、例えば、戦争に負けた日本が アメリカに占領されていたことのことを考えるといいだろう。負けた国の国民は勝った国に対して言いたい ことを言えなくなるものだ。それは誰も否定しないだろう。そんな屈折した心性を日本人は歴史の中でずつ と抱えてきたのだといえよう。正確答案
答案與詳解
